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植物編

[野菜類]

●皆さんご存じ、ネギ玉やネギは良くない。
●ホウレンソウはシュウ酸が多いので、食べさせない方がいいそうです。(猫は結構好きでよく食べるんだけど)
●このほか、マッシュルーム等の、きのこ類も、中毒を起こすのだそうです。
●椎茸には、抗ビタミンB1物質のチアミナーゼが含まれているので、大量に食べられないように注意してください。
B1(チアミン)欠乏症になると神経系に異常が出てきて、麻痺、異常反射、ケイレン、心機能障害、食欲不振、嘔吐、体重減少、脱水などの症状が出てきます。
チアミナーゼは熱には弱いようなので、干し椎茸では、日干しにより破壊されてしまって、まったく問題が無いかも知れませんが、注意しておいた方がいいと思います。
●ワラビやゼンマイは、ビタミンB群を破壊するので、避けた方がいいようです。
●「チャイブ」。これは、西洋のアサツキの仲間で、つまりネギと同類です。葉っぱが細くて可愛いし、花も結構可愛いので、だまされそうなんですが、ゼッタイにダメです。(ネギ中毒になります。)

[野草類]

●園芸屋で、猛毒の「ジギタリス」とか「オダマキ」なんかがしっかり売られています。(花がきれいなので、「ジギタリス」は結構売られてるらしいです。)山野草コーナーでは「トリカブト」なんかも売っています。その他、福寿草、スズラン、日々草、オモト、ソテツなど。

危険な野草一覧

アブラギリ
アキノキリンソウ
イチイ
イチリンソウ
イヌホウズキ
ウゴノキ
ウニシダ
ウマノスズクサ
オキナグサ
オナモミ
カタバミ
キキョウ
キツネノカミソリ
キョウチクトウ
サワギキョウ
シキミしゃくなげ
スイバ
スズラン
ソテツ
タケニグサ

タバコ
チョウセンアサガオ
ツリガネニンジン
ドクウツギ
ドクゼリ
ドクムギ(毒の麦もあったのね)
トチノキ
ニセアカシヤ
ニワトコ
ノビル
バイケイソウ
ハシリドコロ
ヒルガオ
ヒガンバナ
ヘクソガズラ
ホウノキ
ミツマタ
ヤツデ
ワラビ
ワレモコウ

[園芸植物]

●身近な園芸植物にも、毒になる草は結構あります。意外なところで、チューリップ、シクラメン、スイートピー、ポインセチアなんかがいけないそうです。
つつじ、さつき、藤、ルピナス、クレマチス、日々草、水仙もです。
●「ベンジャミン等のゴム科の植物」ゴム科の植物の樹液は、猫の胃に入ると、酸で固まってしまい最悪の場合、手術で取り出すしかないそうです。
●つつじの仲間の植物(つつじ、さつき、しゃくなげ、あせび、ねじき等など)
:これらは、園芸植物として植えられてるのも多いけど、有毒であることは意外と知られてないので、要チェックと思います。毒は主に葉っぱにあり、呼吸困難や神経麻痺などを起こします。結構恐い中毒と思われます。
●キョウチクトウ:庭木としてよく栽培されていて、常緑樹なので、葉っぱを口にする可能性があるので、あげておきます。
毒性分は心臓、循環器、消化器を侵す強い物で、胃腸炎、心機能障害などを起こします。(かなり強毒です)
●ポトス(黄金かずら)等の芋科の観葉植物は、「体内に入ると毒物に変化してしまう」らしい。
●ディファンバキアっていう観葉植物(dumb cane (Dieffenbachia)
:さといも科しろがすりそう属の観葉植物。これはそのまま「ディフェンバキア」という名で売られています。)は、人間でも、かなりアブナイです。はっぱの切り口から出る汁は、猛毒です。絶対に食べちゃだめ!
●アロエは、一般には「健康食品」として出回ってるから、「安全な物」「万能の民間薬」の印象がありますよね。でも、結構危険な成分があることは意外と知られてないので、ちょっと改めて紹介します。アロエは、妊娠してる動物が食べたりすると、子宮が収縮して流産を起こすことがあるようです。下剤としての作用も強いので、便秘の解消にも使われるけど、ゲリゲリピーピーになることもあるそうです。しかし、アロエはそのまんま食べると、苦いので、猫はまず一口かじったら、やめるでしょう。だから、ムシャムシャ食べる心配はしなくて大丈夫と思います。
※参考までに:アロエは「生の汁を利用する」のと「葉の肉部分を利用する」方法があります。生の汁はとても苦みが強く、健胃薬としても使われますが、強力な下剤の作用や、子宮収縮作用があり、実際には一般的な薬用には適さないようです。葉の肉部分(ゼリー状)は、皮膚の再生促進、痛みの緩和などの作用があるので、火傷、切り傷、捻挫などに葉の肉部分を貼ると、効果があるようです。
※病院に来る動物でも、おじいさんなんかが飼ってる犬猫で、「具合がちょっと悪いんでアロエを絞って飲ませてたが、ちっともよくならん」と言ってくる人がいるようです。(大概下痢をしている)人の民間療法を、動物に応用するのは、素人ではやめといた方が無難と思います。
●"The Book Of The Cat (SUMMIT BOOKS,New York)" には、有害な花(生花、ドライフラワー)観葉植物がリストアップされています。特にさといも科の観葉植物には要注意なようです。そういえば、ポトスもさといも科ですね。

危険な園芸植物一覧

アイビー
アイリス
アザレア
あじさい
アボガド
アマリリス
アローグラス
アロカシア
ウインターチェリー
オカメヅタ
きずた
キンポウゲ
キョウチクトウ
クリスマスローズ
クロッカス
月桂樹
ゴールド・ハート
コリダリス
サツキ
ジキタリス
シクラメン
ジフェンバキア
シャクナゲ
ジャスミン
スイレン
セイヨウキョウチクトウ

セイヨウヅタ
西洋ばくちのき
西洋ひいらぎ
チェリーローレル
チャイナベリー
つげ
つた
ツツジ
毒苺
ビタースィート
ひま
ヒヤシンス
ビロードカヅラ
フィロデンドロン(さといも科)
ブラック・アイ・スーザン
ブラック・ローカスト
ブラッドルート
ブリーディング・ハート
ベアーグラス
へデラ
ポインセチア
むぎなでしこ
やぐるまぎく
ヤドリギ
ラジウム

●ウルシ、ハゼノキ、ヌルデ(皮膚・刺など)
:接触性皮膚炎の原因となります。やぶの中で、これらの木にさわって、顔面がかぶれたりすることがあります。結構庭木に植えられてるので、要注意。
●バラの仲間、その他とげとげの多い植物(サボテン類は論外として)
:とげが鋭く、刺さって皮膚の中に残ると、治りにくい外傷の原因になったりします。とげの多い植物は他には、ノイチゴ類、カラタチ、タラノキ、ピラカンサス、イラクサ、オナモミなど。
●ソバ、オトギリソウ:蛍光物質を含むため、光線過敏症を起こすことがあります。

参考:「植物の毒」による中毒症状。

●皮膚、粘膜、神経などに異常が起きるもの
・刺激毒(皮膚、粘膜を刺激し、炎症を起こす)
・麻酔毒(神経系の異常を起こす)
・刺激毒と麻酔毒の中間(両方の症状がでる)
●臓器の異常が起こるもの
・心臓毒(徐脈、心悸亢進、不整脈、心臓麻痺など起こす)
・血液毒(溶血を起こす、あるいは血液凝固が亢進し細血管をつまらせる)
・けいれん毒(全身のけいれん、ヨダレを大量に流す等の症状)
・消化器症状(下痢、嘔吐、腹痛)
●問題なさそう
・オリヅルランは問題無いみたいですね。本によっては猫草に使えると書いてあったものもあります。(あまりあてにはならないですが)

※観葉植物などに詳しくないこともあって、間違っている箇所もあるかも知れません。内容を充実させるために問題があった箇所をご指摘ください。また、植物は土地柄や園芸店で名称が異なっている場合があります。同じ植物でもダブって書いてある場合もありますのでご了承ください。

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