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日常編

[家庭の中の危険物]

猫は、じゃれてかじって遊んでるうちにうっかりと、食べ物以外のものを口に入れて飲み込んでしまうことがよくあり、やっかいなものでは胃腸を傷つけたり、胃腸に絡まってしまったり、つまってしまう(腸閉塞を起こす)ことがあります。症状はつまったものの形状や、程度によって異なりますが、嘔吐、努責(ウンチがでそうな格好をして何もでない状態)、食欲不振な異物が除去されない状態が続けば、腹膜炎や敗血症、ショックなどを併発し、死んでしまいます。異物が自然にでてこないようなら、外科手術によって取り出さないといけません。

どんなものが
つまりやすいか。

・ヒモ、糸、毛糸など細く長いもの
・食品を包装しているビニール
・魚や鳥の骨
・人の髪の毛(女性の長い毛は特に要注意)
・おはじき、おもちゃのコインなど、猫のおもちゃになりやすいもの
・長毛種の毛球
・草や木の葉、枝
・大きい種(ビワ、梅干し、桃など)
・魚釣りの針(つまるものではないですが)
・アルミホイル

などです。これらのものが全くないという家は、おそらく存在しないと思うので、危険は身近に転がっている、と考えておいた方がいいと思います。

動物病院で実際にあった例

●子供のおはじきにじゃれてるうちに飲み込んだらしく、腸の途中でつまった。
●ごみあさりをして包装ビニールを食べてしまい(魚味かなんかだったんでしょう)途中でつまった。
●毛糸のヒモをじゃれてるうちに飲み込み、腸がヒモでたぐられた状態になり、腹膜炎を起こした。
●釣り針の先に餌を付けたものをおいといたら、猫が飲み込んで、食道に引っかかった。(釣り針は返しが付いてるので、引っかかるとまずとれない)

…などです。

対処法

猫にとって危険な物を、知ることは、大切だけど、万が一、間違いが起きてしまった時の対処法も、知っておいて、損はないでしょう。

危険物が手足についた場合

まず、水でしっかり洗い流す。
油性のペンキ等の、油系のものは、バターや、植物オイルで除去してから、洗う。
中毒を、起こしてしまった場合:危険物質を、取り除く。そして、飲み込んだ毒物を、吐かせる。危険物質と、猫が吐いた物は、獣医さんに看てもらう時に見せると良い。濃い塩水、牛乳、卵の白みなど、刺激をやわらげるものを、飲ませると良い。
とにかく、大急ぎで獣医さんの指示を受ける!

粘着物質

ゴキブリホイホイの誘因剤は、(最近のは)鰹だしのにおいがするんですね。猫が簡単に引っかかってしまう。
脚にゴキブリホイホイをくっつけて情けない姿だったそうです。ゴキブリホイホイ、立派な「猫危険物」みたいです。
もっと強力なのでは、ねずみ取り用の粘着板に全身くっついて、身動きがとれなくなった猫がいたそうです
田舎でネズミの多いところでは、こういうこと、結構あるのでは。あと、蝿とりリボンが絡まったやつとかね。(これらは、家庭では小麦粉をまぶしながら剥がすと、とりやすいです。ある程度とれたら、粘着剤の付いたところははさみで切るか、バリカンで刈るかした方がいいです。粘着剤は胃に入らない方がいいので、出来るだけ除去した方がいいです。)

※そんなわけですので、猫のおもちゃになるものでも、危険はいっぱいですから、気をつけてくださいませ。(おもちゃで遊んでるときには、後でそれがちゃんとあるか、確認しましょう。ヒモで遊んでいたときは、後で口の中を見て、ヒモが口に引っかかってないか見てみましょう。ごみあさり好きな子の為には、蓋付きごみ箱を使いましょう)

まだまだ、家庭内の危険物は沢山ありますね。(電源コードとか。)「こんなのも危険だよ。」ってありましたら、ご連絡ください。
以上、猫にとっての危険物をまとめてみました。これらは私が過去に入手した情報に基づき新たにまとめただけの物で、原典などを直接チェックしたものではありません。
しかし、獣医さんのコメントなども含まれていますので、みなさんの役に立つ物となるでしょう。猫ちゃんの健康と安全のために是非参考にしてください。

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