■ブリーダーさんの気持ちは

◎ブリーダーは「ブリーディング」を目的に繁殖を行っています。「販売」を目的に繁殖をしている人では無いのです。自分が大事にしている仔猫を譲るのですから少しでも環境の良い、条件の良い、可愛がってもらえる方へ譲りたいと思うのが人情です。私は販売を目的に繁殖をしている人を単に「繁殖者」と呼んでいます。この使い分けを覚えておいてください。
◎ブリーダーさんはお金儲けのために繁殖をおこなっている人たちではないので、誰にでも譲るわけではなく、気に入らなければ断られます。自分で繁殖を行なった子猫に少しでも幸せになって欲しいと願っています。そのために、少しでも条件の良い方に譲りたいと考えています。この人は猫を飼う資格がなさそうだな、とか心配だなとブリーダーさんが感じれば断られる場合もあります。仔猫を欲しいと言う方が、譲ってもらうのをやめることが可能なのと同様にブリーダーさんも譲るのをやめる事があります。お互いにフィフティフィフティですからね。それだけ愛情を持って子猫の嫁ぎ先を捜しているという事です。
◎私を含めたソマリの仲間達はソマリをとても大事に思っています。もしショップに渡してしまったら、その子がどこの誰に譲られ、どのような暮らしをしているのかわからなくなってしまいます。子猫を渡してしまったらそれっきりで後は関係ないよ。というような関係ではなく、その後の成長を知りたい、健康はどうだろうか？性格は悪くなっていないか、などなど知りたいことが沢山です。出来れば大きくなっていく成長過程の写真が見たい。そう思うブリーダーはショップには出せないのです。ですから、近況を知らせてもらえるのがブリーダーは一番うれしいのです。もちろん買われる方は「買ってしまえば関係ないよ。」と思う方もいらっしゃいます。「面倒だな」と思われるかもしれません。そのような方は無理にブリーダーさんから手に入れるよりも、ショップから譲ってもらうのが割り切った関係で良いと思います。